猫物語(白)と食卓
火という言葉から連想する言葉はなんですか?
最初に思い浮かんだのは、"食事"でした。
より正確には、食事を作る時のガスコンロの火です。そこから、食事、食卓、一家団欒が連想されました。
作中の恋心や嫉妬等々と比べてしまうと、なんだか飾りげがなく短絡的だなぁとは、思いましたが
その後の物語の展開を見ていくとあながち的はづれではなかったなと思いました。
既に読み終わった方であれば、お気づきだと思いますが作中の要になるところでは、どちらも食事をしている場面が登場しました。
羽川がひたぎさんの朝ごはんを作ってあげて、ひたぎさんがその食事を食べ、羽川の心の歪みに思い当たる場面
そして、今回の怪異を生み出す最大のきっかけになった二人だけ同じの食事の場面。
重要な場面は、どちらも食事をしているところでした。
さて話は逸れますが、食事のシーンを作中で丁寧にえがいていて、一緒に混じって自分もその中にないりたいなぁ。と思わせる作品が過去にありました。
腹ペコの金髪剣士が出てくるあれですね。
原作のFate/stay nightですね。(アニメ版は見ていませんでした)聖杯をめぐって、世界の英雄たちがバトルロワイヤルな内容ですが、
戦いは基本夜の間に行われていたものと記憶しています。夜の間に血みどろの殺戮やらなんやらが行われていたのに対して、
日中は日常パートがそして食事のシーンが丁寧にとても細かくの描写されておりました。
食事のシーンは、日常の象徴として描かれており、その日常があるからこそ夜間の行いが引き立っていたように感じられました。
どうでもいいですが私は、いつセイバーが訪ねてきてもいいように、シロウにならって自炊を始めたりもしました。
猫物語に戻りまして、改めて読み返してみると先程上げた他にも、食事シーンが多いような気がします。
廃墟ビルで手製机ベッドの上で一人で保存食を食べる羽川
ひたぎさん手製の鶏肉入り野菜炒めをひたぎさんと一緒に食べる羽川
(変に気取ってない〜との羽川さんの言及もあり、好きなシーンです)
阿良々木家での夕食と朝ごはん
阿良々木家では、朝ごはんは一緒に食べる決まりだそうです。
羽川さんではないのですが、独り身のせいかなんかこーすごい。ズルイ。
まぁ、何が言いたいかとゆうと食事ってとっても大事です。エネルギー摂取以上の側面があります。
日常の象徴であり、一緒に食べる人との絆を深める場なのです。
だから、羽川さんは食卓のシーンでのけ者にされて、嫉妬に怒り狂い怪異を産み出してしまったのです。
それほど、食卓とは大切な場なのです。
昨日の夕ご飯はなんでしたか?
ご飯が温かかったらよし。
一緒に食べてくれる人がいたらなおよし!
一緒に食べてくれる家族がいたら文句なし!!!
羽川さんが恋焦れ、私が羨む、食卓をお持ちの方。
一言言ってください。美味しかった。今日はどうだった。とかなんとか。
お持ちでない方は。
【急募】私と一緒に化物語についてお話しながら、ご飯を食べてくれる方。