俺の妹がこんなに可愛いわけがない7巻 感想その1



※未読注意。




■はじめに


読みましたか。読んでない方は、早く読んでください。

本を読んだとのこの気持がザワザワする感覚は久々です。


とらドラの最終巻あたり、鉄乙女さんのあの正論振りかざして説教されてた時のイライラとか不安とか焦燥感が入り交じった感覚でしょうか。


もう、あsdjkfh2あsdふぉぐいpっぢおpさfああああああああああああああああああああああああてっ感じです。


オーケイ。おちついて。一個づつ行きましょう。


■桐乃と京介のかんけー


第一印象は、駆け引き。ついに恋愛について絡めてきましたね。

読み始めは予想通りです。なんのかんの言いながら、いちゃラブ風デートできりのんルンルンですよね。
当然ごっこですし、フリです。兄妹だからです。桐乃の気持ちは指摘するまでもなく、所々から漏れ出している通り


お兄ちゃん大好き♪私をちゃんと見てよ!!


ですね。
そこに兄妹以上の、女の子としての好意が含まれるかどうか…はわかんない。わかりません。

あったとしても、私としては近親××とかそういう展開にはならないと考えています。


作品として、兄妹の関係言い訳として物語のエンジンとしているので。がひとつ。もうひとつは、京介は桐乃の事を大切に思って、すきすきちゅっちゅっとかツンデレちっくに思っているようですが、それはほっぺた、おでこ感覚であって、くちびるましてやそれ以外の感情では無いからです。


根拠は、今回の最後の京介の"俺を納得させてみろ"、"心配で心配で仕方がない"との本心の吐露で俺の桐乃〜みたいなニュアンスではなく俺の妹〜のような発言から、あとは父親へ相談をしたからです。
ここでは、父親への相談の方が重要だと考えます。桐乃関係でトラブった時には
いつも父親の助言・助力を受けての行動がありました。京介の気持ちが、兄的(父親的)視点で桐乃をずっとみていて、その中にちょっとどぎまぎ男の子目線で桐乃を見ているのではないでしょうか。

ですので、京介の桐乃への想いは父性分7.5、男の子分2.5ぐらいだと考えます。


さっきは、わかんないとかいったけど、こうやって考えて桐乃の気持ちをかんがえてみるともう京介の貞操はだめかもわからんね。きりのん的に。

京介が兄妹の関係について、もんもんし出したのはここ一年ちょいぐらいのことですが、
桐乃は、もうちょいながくもしくはそれ以上になります。その期間ゲームとはいへお兄ちゃん大好きゲーをやって、いたのですから、桐乃の京介への心情は、べろちゅーどころか一線を超えてるんじゃないでしょうか。そんな兄への想いを一人でゲームで昇華していたと考えるとその気持ちには、胸がキュンキュンしますね。キューン♪キューン♪


エロゲーやりながらの兄への想いは、キラキラと煮えたぎっていたことでしょう。桐乃が溜め込み表に出さないのは、スポーツ留学の自縄自縛は言わずもがな。その件が勉強やモデルにもその傾向があるのだとすれば、もう。その、ね。内側は推して知るべしでしょう。強い気持ちは、溜め込み我慢すると淀み・爛れます。世のヤンデレヒロインがそれを証明しています。


それが、辛辣すぎる言葉の数々として、京介に投げつけているのでしょう。


デートでは、地味子や黒猫には"私の彼氏"を魅せつけるようにし、デート中の京介の"彼女"も"妹"も一緒だな発言への激怒。このあたりを踏まえると、桐乃の心の針がどっちに振れ過ぎているか透けて見えるような気がします。

べろちゅー分8、お兄ちゃん大好き分2ぐらいかなぁ。


よく、京介は押し倒されたりてないよなぁ。最初の夜に。まぁ、あの時桐乃が何をしていたかは、書いてないのでわからないのですけどね。




ちなみに、阿良々木家ではぶっちぎりであると思うねー。むしろそれが何か?みたいな。そういえば、阿良々木くんの妹の彼氏問題は、スルーだったね。いないものとして扱ってる。阿良々木くんなら、「俺の女に手を出すな。妹の××は俺がいただく。」ぐらいはいいそう。


■桐乃の行いは、納得できない


黒猫との玄関でのやりとりを見て、京介への不満が爆発。せっかくのコミケの打ち上げパーティーの場にも関わらずです。そうなると、京介 > コミケの打ち上げってことになりそうですね。

京介の黒猫の玄関でのやりとり、アクセサリーを買ってあげた現場を目撃等々が積もりに積もっての、彼氏役の御鑑さんの召喚ですが、私はこの行為はきりりんの行為とはいえ嫌でした。納得できません。


黙れ。オタク指向恋愛童貞が。と言われてもダメです。


好き嫌いの気持ちをコロコロ道具のように扱ってしまっては、信じられなくなるといいますか。信頼の土台を砂にしてその上に関係を積み重ねるみたいな。いい言葉が見つかりません。軽薄ってきもしますが。そういうのとは違う気がします。(ここは、もっと書くのがうまくなったら改めて考えたい。)

ホロとロレンスのやりとりの中で、どんどん会話の内容が相手の深部に踏み入るような冗談を交わすようになっていき、その中で迂闊に土足で入ってはダメな部分を軽々しく扱う。うんたらかんたら。との会話があったように記憶しています。(作中では、耕されてない土だか畑だったような)そんな感じです。



長くなったので、黒猫とかその他についてはその2へ